奥田自身に関しての記述少なく、少し味気ない
日経がまとめた奥田氏が社長在任中に行った経営改革の軌跡をまとめたもの。
所々に奥田流の改革が記されている。
奥田は「不滅」という言葉がきらいなのだそうだ。
変わるリスクより変わらないリスクが大きいと考えている。
そして変わるために危機感を敢えて作り出していた。
残念なのは、”生の”奥田に触れている部分が少ないため
味気ない感じが残ったことだ。
最近のトヨタの戦略を知るにはよい
奥田氏を敬愛するトヨタマンは多い。 氏の発言を気にしてモニターしていると、直截的なものいいにもかかわらず何とも含蓄があって味がある発言が多い。 影の薄いトップをいだく企業が多い中、日々こういうトップの発言を聞けるトヨタマンが幸せに思えてくる。 また、米国との自動車交渉で苦し紛れにアメリカに工場進出したように当時は思えたが、今から時間軸を逆に取れば、あれは、よく練られたグローバル展開の序章だったという気がしてくる。国内の労働者や部品会社との調整を乗り越え、大局観のある方向性を打ち出した背景には、奥田氏の先見性が大きく寄与しているのではないか、果たした役割がどうだったか、この辺りを見極められないかと思ったのが、本書を手に取ったきっかけだ。 読んでみると、この本は奥田氏にフォーカスしたというよりは、トヨタ(及びグループ)の強さの秘密といった趣である。序章こそ各種発言が引用されるが、それ以外はトヨタの最近の歩みを確認するには最適な記載が並ぶ。一方、トヨタの中での奥田氏の伝記というかトヨタでの歩みを知るには、文藝春秋2004年8月号辺りの方が参考になろう。
多少持ち上げすぎかもしれませんが。。。
1兆円超の利益を上げるトヨタの強さも奥田氏によるところが大きかったようだ。日本経済の「失われた10年」は、トヨタにとっては「飛躍の10年」だった。今なお、人材の真のグローバル化を目指して、意欲的な試みをしている。(巨大なために叩かれることも多いですが) 「奥田イズム」に迫るには本人へのインタビューがもっとあっても良いと思った。
日本経済新聞社
奥田碩の「トヨタ式」発想法 武士道とともに生きる トヨタを知るということ (日経ビジネス人文庫) 「地球企業トヨタ」は中国で何を目指すのか―奥田碩のトヨタイズム 人間を幸福にする経済―豊かさの革命 (PHP新書)
|