建築探偵 東奔西走



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明治の奇妙な館たち

 1988年に出た単行本の文庫化。「建築探偵」シリーズの第一作。
 明治の洋館が注目されるきっかけをつくった本。藤森氏が活動を始めるまで、明治?昭和初期の洋風建築にはほとんど光が当てられていなかった。ただの古い建物として捨て置かれ、老朽化によって取り壊される例も多かったのである。ところが、本書などをきっかけにして各地で見直しが進み、洋館が保存・公開されることとなった。重要な仕事であったと言えよう。
 本書で取り上げられているのは、赤坂離宮、小笠原伯爵邸、富岡製糸場など。そのほか、刑務所、銭湯もいくつか取材されている。
 美しいし、面白い本。おすすめ。
建築ファン以外にもお奨めです

著者はれっきとした東大教授ですが、硬軟どちらの文章も書ける文章家として、また自宅の屋根にたんぽぽをはやしてしまった「たんぽぽはうす」に代表される奇想天外な建物の設計者としても有名です。

この本は軟物の代表的な物で、日本各地(時には世界各地)に残る名(迷)近代建築を、著者の軽妙な文章と、増田カメラマンによる美しい写真で紹介する4冊からなるシリーズの第1巻です。

増田カメラマンによる美しい写真で、こんな面白い建物があったのかと驚くと同時に、著者の軽妙な文章で笑わされてしまいます。おそらく、第1巻に興味を持たれた方はシリーズ全4巻を購入してしまうでしょう。
建築ファンだけでなく面白い本を探している人にもお奨めできる1冊です。
建築探偵4シリーズの第1作!

人にすすめられ、読んでみたのですが、これがなんともおもしろい!結局4シリーズ全部読んじゃいました。ユーモアセンスあふれる親しみやすい文章にはついつい引き込まれます。「建築」の本とかたくるしく思わず、なにげなくとおりすぎる建物の歴史にふとふれてみるといった感じで読んでみてください。



朝日新聞社
建築探偵奇想天外 (朝日文庫)
建築探偵 神出鬼没 (朝日文庫)
建築探偵の冒険〈東京篇〉 (ちくま文庫)
完本・建築探偵日記
日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書)